ぶり女となりやん
―帰り―
「じゃ〜ね〜っ」
ばいばいをして
暗い道を歩く
私の家までの道は
暗くて気味悪い
「も〜っ…怖いよ…」
左右をキョロキョロ
見ながら歩く
すると前から人が…
「ね〜っ俺達と遊ぼうよ」
そこにはヤンキーのような
人達5人がいた
怖いっ!!!!
そう思ってるのに
足が動かない
「ほらっおいで」
腕をのばす
「いやっ!!!!」
目をつむった
どすっ
倒れる音がした
ゆっくりと目を開ける
さっき私に触ろうと
していた人が倒れていた。
「…え?」
訳がわからず
呆然。
「きたね〜手で触んじゃねえ」
後ろから低い声が。
「…まさと…さんっ」
涙が出てくる
「泣いてんじゃね〜よ、」
そういって頭を
ぽんっと叩く。
「ほらっかかってこい」
鼻で笑いぽっけに
手を入れた。
4人一気に走りだす
私を追い越して
いったと思えば
2秒で倒れながら
戻ってきた。
「へっ、ザコばっかだな、」
まさとさんは
また鼻で笑った。
「ほら、かえっぞ」
そういって私の手をひいた