先輩と私
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先輩が、校舎から出てくるのが見えた。部活の友達も一緒に居るのが見える。何か話してるみたい。
今話しかけたら、邪魔かな?
悩んでいると、先輩の友達の1人がこっちに気付いた。そして、先輩もこっちを見る。そのまま、私の隣に目を動かしたのが見えた。
今、私の隣には沙樹ちゃんと伸ちゃん先輩がいる。沙樹ちゃんは基本的にいつも一緒。伸ちゃん先輩は、あの後もずっと残っていたのだ。おかげで、沙樹ちゃんはずっと不機嫌。
「あっく〜ん、愛しの真理ちゃんだぜ〜」
伸ちゃん先輩は、こういう冗談をよく、いや、毎日言っている。
先輩は他の部員と別れてこっちに向かってきた。
こういう時、部活の友達との関係が心配になる。邪魔になってないかな。
「うるせえよ、伸」
「間違いじゃないだろ」
先輩がこちらをちらりと見た。それから、また目線を戻した。
「間違ってる」
先輩が伸ちゃん先輩に答える。
「ツンデレ?」
これは、沙樹ちゃんのつぶやきだ。残念ながら違います。
今話しかけたら、邪魔かな?
悩んでいると、先輩の友達の1人がこっちに気付いた。そして、先輩もこっちを見る。そのまま、私の隣に目を動かしたのが見えた。
今、私の隣には沙樹ちゃんと伸ちゃん先輩がいる。沙樹ちゃんは基本的にいつも一緒。伸ちゃん先輩は、あの後もずっと残っていたのだ。おかげで、沙樹ちゃんはずっと不機嫌。
「あっく〜ん、愛しの真理ちゃんだぜ〜」
伸ちゃん先輩は、こういう冗談をよく、いや、毎日言っている。
先輩は他の部員と別れてこっちに向かってきた。
こういう時、部活の友達との関係が心配になる。邪魔になってないかな。
「うるせえよ、伸」
「間違いじゃないだろ」
先輩がこちらをちらりと見た。それから、また目線を戻した。
「間違ってる」
先輩が伸ちゃん先輩に答える。
「ツンデレ?」
これは、沙樹ちゃんのつぶやきだ。残念ながら違います。