絶対服従の恋
「初対面の相手に馬鹿は
無いと思いますけ…ど…!!!」

今!
私の顔、すごーく間抜けになってる!

ポカーンってなってる!

だって、

だって、

ものすんごいイケメンが
目の前で睨んでるから!

「………。」

うっとり…。

思わず見惚れてしまう。



「…。」ハッ!!
ヨダレ出てないよね!
(ゴシゴシ…。)
よし!大丈夫!

こんな超カッコイイ人
見た事無いんですけど!
スラッと長身に
シャープな顔立ち。

ダークブラウンの
柔らかそうな髪が
風に揺れている。

その下から覗く
切れ長の瞳は深い藍色。

本当にテレビか
ファッション雑誌から
飛び出して来たみたい。
(…。はー。言葉も出ないって
こう言う事なんだぁ。)

まだ私を睨み付けている
超イケメンを
ボーッと見つめ続ける。

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