先生×自分
†天海家†
やっぱり大きい。

天海さんの家に着くと、考えてしまう。


お父さんの屋敷に比べれば、少し小さいって気がするけど。

…今日、平次にサプライズ出来ないなぁ。
まぁ、いいか。


「部屋は…どうする?」


「もちろん、俺は南と…」


要は天海さんのネクタイを掴んで言いかけた。


「…すまないが、今日だけ…私と南さんを一緒にしてはもらえないか?」


「えー」


「要、お世話になるんだ」


「…今日だけだからな」


何か話でも、あるのかな?


「では、皆さん…どうします?」


「皆、一緒でいいでしょ」


お父さんは要達を中へと押し込んで、自分をちらっと見て微笑んで中へと入って行く。



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