殺人許可日



「少なくとも、この日が終わるまであたしは忘れるつもりもありません」



「お前に殺人なんてさせたくない。

どっちとも俺には命より大切な生徒なんだ…。

お願いだ…分かってくれ。
止めてくれ…。

頼む…」


分かってくれ…ゆい。

俺はゆいに頭を下げて頼んだ。


「…いやです」


ーっ


「そうか…なら」


俺は最終手段をすることにした。

悪いな…ゆい。
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