『契約』恋愛
何でこんな気持ちになるのかはわからない。
でも。何だかものスゴく、悲しいの。
佐山君につられ、私もぼんやりと青空を見上げていると、もう一つ、当然のようにわき上がってきた疑問。
「じゃあさ…。」
「ん〜?」
「最長はどれくらい?」
寝そべった体制のまま、視線だけ私に向けた佐山君。少し考えるような間を空けてから、
「一週間。」
きっぱりと言い切った。
「そっか。」
…あぁ、もう。私は馬鹿だ。
そんなこと、聞かなきゃよかった。
私の中で、余計悲しい気持ちは増す。