『契約』恋愛
「俺はいいけど、雪乃はいいのか?
病院、とか…」
「大丈夫。今日戻ろうが明日戻ろうが、私にとって大差ないよ。それに、親は私の好きにしていいって言ってくれたから…」
「そっか…。」
あの日、先生に何とか外出許可をもらった日、両親にも私の意志を伝えた。
お母さん、泣いてたな。
お父さんも、ツラそうだった…。
だけどそれでも、私の意志は変わらなかったから。
「…今は、体調…」
「大丈夫大丈夫。いっぱい寝たし、風春の手料理のおかげで、調子いいよ。」
「なら、いいんだ。」
精一杯の笑顔でそう告げると、風春の視線は再び自身の手元に戻った。
ふぅと小さく息を吐き、私は後ろのベッドに背を預ける。