生徒会長VS幼なじみ
「いいから!頼むから…」


東條は良いヤツ


それは私だってわかってる


でも、私に彼女のフリなんて出来るハズがない


「ワケ…知りたいんじゃねえの?」


「ワケ?」


「俺の彼女の…」


そうだ…聞いてみなきゃ


私の好きな人は東條じゃない


佑樹なんだから


私は東條のチャリの後ろに乗り、二人乗りをして学校から出て行った


何人かのファンの横を通り過ぎようとすると、何か声が聞こえた


「ごめんな…」


東條が謝ってる


「うん…」


私は一応返事をしたが、声が小さくて多分聞こえていない


二人を乗せたチャリはそのまま近くの海へ向かっていた






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