生徒会長VS幼なじみ
そう…和真はいつも、私に好きだって意思表示してくれてたのに、私は気付かないフリをしていた


頭の中に佑樹がいたから…


それに私、佑樹と会う約束してる


どうしたらいいの?


「俺の本当の彼女に…なる?」


「………」


本当の彼女に?


なりたいよ


でも…今の私じゃダメだ!


佑樹のこと、はっきりさせてからじゃなきゃ!


「やっぱ…ムリ…か…」


和真の腕に一瞬グッと力が入ってフッと抜けた


「あのね…和真…ちゃんと考えるから…夏休みが終わるまでに、きちんと和真に気持ち、伝えるから…それまで待ってて」


私はそう言って体を起こした





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