生徒会長VS幼なじみ
第9章

欲しいから…

あれから私は図書館に行くのをやめた


和真に会わせる顔がない


1人、部屋で扇風機を強にして、顔に生ぬるい風を当てながら考える


私の好きな人


佑樹に会いたくて、会えるようになって嬉しくて、楽しみだった夏休み


いつの間にか、私の心の広範囲にも及ぶ大きさで和真がいた


あの日…神社で感じた気持ち


あの私の気持ちは嘘じゃない


和真がずっと私のことを想ってくれていたのも知ってる





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