生徒会長VS幼なじみ
私は話しながら扇風機をベッドの方に向け、上に寝転んだ


「今、ホテルに着いたよ」


「本当?どうだった?研究」


しばらく佑樹と話しながら、思い出話で盛り上がる


クローゼットの中にあるたくさんの箱


佑樹との赤い糸を信じて大切にしていた、私の宝物


私は枕の下から一枚の写真を取り出した


会えない佑樹と、夢で会えるように願って、枕の下に敷いて寝ていた


こんなに大好きだったのに


ごめんね…佑樹…


「愛羅?さっきから大人しいけど…何かあった?」






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