生徒会長VS幼なじみ
「咲希のバカ!」


私はシャーペンをカチカチしては戻し、カチカチしては…と繰り返していた


「愛羅、幼なじみといえば、佑樹くんとは?東條くんに決めてから連絡は?」


ドキッとさせる咲希の言葉


あれ以来、無事に帰ったという電話以外、連絡は一度もない


その電話も私が留守中で、お母さん経由で聞いただけ


お母さん、どうせ佑樹のお母さんにメールで聞いてるハズだし


「ん?連絡ないよ?」


私は特に気にしていないような言い方で、サラッと答えた





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