お子サマな恋
なんて気がしたり・・・。(笑)

「真由!」

大きな声が響いたと思えば、
アタシの前には
前川 翔、アタシの彼氏が
立ちふさがっていた。

「どうしたの?」

少しずつ翔との距離を縮め、
アタシはそう問いかけた。

「ちょっといい?」

なんだか嫌な予感がした・・・。

「うん。」

アタシは、前を歩く
翔の後ろ姿を
追いかけた。

翔は校舎裏の杉の木の
下まで来ると
足を止め、アタシの方に
向き直った。

「翔、どうしたの?」

アタシから話を切り出すと、
翔は、顔をそらして
話し始めた。

「真由、別れよう。」

やっぱり・・・。
嫌な予感的中。

「どして?」

黙ってようと思ったけど、
もう言葉は出てしまった。

「お前は何もわかってない。
 正直、ガキすぎるんだよ・・・。」

わかってるよ。
そんなこと。
自分が一番知ってるよ。

「それに・・・。」

翔はまだ何か言い足りない
みたいだった。

「何?」

「お前、巧さんが好きだろ?」

・・・巧?
まただ・・・。
アタシが振られる時、
必ず巧の名前が出てくる。
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop