Je t'aime?
ウジェーヌの瞳は薄いグレーをしていた。
真っ白な肌と金色の髪とグレーの瞳で、本当に透けてしまいそう。
私は、ウジェーヌから顔をそらして、正面を向いた。
「…そっか、やっぱり彼女だったんだ…」
自分から切り出したくせに、少しだけ心が重くなった。
そんな私をあざ笑うように、変な顔のブリキのおもちゃが、ガラスケース越しにこっちを見ていた。
でも、受け入れられそうという予感が決して外れたわけじゃない。
きちんと聞けたおかげで、余計な迷いがなくなったのも、たしかだった。
ウジェーヌは、友達。
何度もそう言い聞かせては、祐太との間で揺れ動いてきたけど、今度こそうまくいきそうだった。
ソファの背もたれに体を預けて、私はちょっとした満足感に浸っていた。
すると今度はウジェーヌが、
「ぼくも、レイナにボーイフレンドがいて、残念だと思ったよ」
と言った。
「だから、おあいこだよ」
と。