Je t'aime?
「怜奈のケータイじゃない?」
「うん、そうみたい。ちょっとすいません」
ケータイは、さっきみんなでテレビを見たときから、リビングのソファに置きっぱなしだ。
まだメロディが鳴っているケータイを取って、開いた。
祐太からのメールだった。
なになに…?
【もうすぐ着くよ】
…ん?
……。
「…あ~っ!」
しまった!
「び、びびった!なんだよ、急に」
ガミくんが、ちょっとむせている。
でも、それどころじゃない!
今日、祐太と食事に行く約束してたんだった!