第二ボタンと春の風
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夏休み最初の2週間が経過して、
私たちの最後の大会が始まった。
「絶対勝つぞー!」
『オー!』
「完全燃焼ー!」
『オー!』
「輝け西中!」
『ファイオーファイオーファイオー!』
円陣を組んでダン!と足を踏み鳴らした。
それを終えてポカリを飲んでいたら、
安藤が駆け寄ってきた。
「亜紀!」
「うん」
「今日は、勝つよ」
「アタリマエでしょ」
私たちはラケットをぶつけ合って笑った。