15才でママになった理由(わけ)

琢磨の存在

調子に乗って琢哉さんの事パパって呼ぶと、琢哉さんにママって呼ばれてドキドキした。

嬉しいはずなのになぜか胸が痛い。


琢磨は点滴をしてる為、腕が動かないように固定されていた。

琢磨の目から涙が溢れた。


奈都ちゃんがいるから、ずっと側にいるから泣かないで。


「大丈夫だからママはここにいるから、ママ何処にも行かないからね。」

琢磨の涙が止まる、固定されてない方の手で私の指を強く握る。

そんな私と琢磨の姿を見て、琢哉さんの目から涙が溢れた。


「パパ酷い事しようとしてた。琢磨から奈都ちゃんを取り上げる事なんて無理だ。琢磨に取って奈都ちゃんはもうママなんだよな。琢磨ゆっくり眠りなさい。」


琢磨は安心しのか、スヤスヤと眠っていた。


琢磨良かったね。


ゆっくりお休み、ママがずっと一緒にいるから。


琢磨のベットに頭を乗せ、琢磨の呼吸を聞きながら、いつのまにか寝てしまった。












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