15才でママになった理由(わけ)
私は待つしかないのだろうか。




【琢哉君は私の話をただ黙って聞いているだけだった。琢磨を阿紀の妹の奈都が面倒みていたと話した時、琢哉君の目から涙が溢れ、『奈都 』って呼んだ。琢哉君の中で奈都の存在は特別なんだと思う。琢哉君はきっと奈都の事思いだすよ。】



【赤ちゃんは生んでいいから、父さんも奈都に協力するよ。赤ちゃんをみんなで育てよう。琢哉君が全て思いだした時、琢哉君の子供だって驚かしてやろうな。】




お父さん、ありがとう。




お父さんが大好きだよ。




琢哉さんがいつか必ず思いだすと信じたい。




私は信じて待つよ。だって、私は一人なんかじゃないのだから。




赤ちゃんもいるし、父さんと母さんがいるから、大丈夫。




琢哉さん早く元気になって下さいね。











< 269 / 320 >

この作品をシェア

pagetop