15才でママになった理由(わけ)
10 未来

現実

お姉ちゃんの日記を読み涙が止まらなかった。




お姉ちゃんが、琢哉さんをどんなに愛していたか。



琢磨を大切に思っていたのが手に取るように分かった。




お姉ちゃんが愛してる人を、好きになった事を許して下さい。




琢哉さんの赤ちゃんを生む事も許して。



泣きながら眠ってしまった。



夢の中で、お姉ちゃんが笑っていた。



《琢哉さんと同じくらいに奈都を愛してる。私はもう琢哉と琢磨の側にいてあげられない。琢哉と琢磨の側に一緒にいてあげてほしい。奈都の赤ちゃんも一緒にね。私の分まで幸せになるのよ。》




お姉ちゃん、ありがとう。




必ず赤ちゃんを生みます。



頑張るの得意だから、お姉ちゃん私たちを見守って下さい。




絶対幸せになります。










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