15才でママになった理由(わけ)
風間がいたことに驚いていると。


「琢哉さんが風間さん来るって言ったでしょ。 」


そうだけど。


たまたま言っただけで、本当に風間がいると思わなかった。


こんな事があっていいのか。


「まさか、本当にいるとは思わなかった。おまえと約束したっけ。」


風間さんが苦笑いしてる。


「約束してないけど近くまで来たから、阿紀さんにお線香あげに来た。告別式に出れなかったから。」


確か、関西に出張だったな。


「わざわざ、ありがとう。」


風間真人は大学時代の後輩で今は同じ会社で働いてる。


風間に奈都ちゃんを紹介した。



「阿紀の妹の奈都ちゃんだ。俺の後輩の風間真人。」


風間が奈都ちゃんを見て赤くなった。


今の奈都ちゃんは中学生に見えないし、まさか惚れたりしないよな。


風間がいきなり奈都ちゃんに近寄り、握手を求めた。


なんなんだこいつ。


「奈都さん、風間ですよろしく。」


「こちらこそよろしくお願いします。」


奈都ちゃん、その笑顔かなりヤバいと思うよ。


風間は多分その笑顔にやられたな。



はぁ、なんだか切ない。


これって娘を取られる親父の気分なのか。


嫌々違うだろ。


前途多難に思うのは俺だけなのか。


風間は好青年だけど、年が離れすぎてるし、中学生と社会人が付き合うのは不味いと思う。











< 54 / 320 >

この作品をシェア

pagetop