名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「あれ?なにか聞こえない?」


耳を澄ませた岡田が、シイッと人差し指を口にあてる。


「別になんにも、……ん?」


今たしかになにか聞こえたあたしは、足音を立てないよう鉄棒に近付いた。


あたしのあとに岡田が続く。


「……猫の声、だよな?」


「そうみたい」


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