色つきリップ〜紅い唇〜
 

去年のスコアブックを取り出し、ページをめくる。


「あった」


第1東中学校のスコア。


「……大野、アシスト凄いじゃん」


去年、キャプテンになったばかりの大野はまだ身長もそんなに高くなくて。


『ガード』のポジションでチームを動かしていた。


試合に負けそうで焦り出す自分のチームを落ち着かせるように、


『一本!!』


真剣な表情で人差し指を立てながら叫んだ大野がとても、頼もしく見えたんだ。





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