『あの頃 僕たちは』(詩集)
損なのか得なのか

ちえ:『…誘ってもらえるのは嬉しいんだ…』

成:『…?』

ちえ:『なんか食べて帰るのもイイんだけど…』

公太:『何?』

ちえ:『…なんでいっつもラーメン屋なの?』

成:『え?飽きた?』

ちえ:『そぉじゃなくて、なんか もっと他にないの?』

公太:『なんかって…何?』

ちえ:『…しかも いつも女ヒトリじゃん』

公太:『いつもの事だろ(笑)』

成:『(笑)』

ちえ:『…ってか、アタシ一応 女なんだけど…』

公太:『あ?何だよ今更(笑)もぉ 男も女もねぇ仲じゃねぇか(笑)』

成:『確かに(笑) でも、お前はホントに すっげぇ「イイ奴」だと思うよ』

ちえ:『イイ奴ねぇ…』

成:『なんだよ』

ちえ:『…凄い嬉しいんだけど…それって素直に喜んでイイのかなぁ…』

公太:『当ったりめーじゃん(笑)』

成:『そーだよ(笑)フツーに喜ばしい事だろ?(笑)』
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