君の腕の中で眠る時まで
「愛海」


その声に司の瞳を見る
心の中で泣かないと…がんばれと唱えながら


「なに?司」


「1ヶ月の…話し」

その言葉で愛海は手をギュッと握りしめ司より先に話した


「司、わかってるよ。今日で最後にしましょう」


「ちょ…」


「わかってる。親が勝手に決めた事、学校でも司に迷惑かけてたし、私からみんなに言うし、親にも言うから。短い間だった…けど…あり…がと…」


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