15歳からの恋愛白書
「と、富田君・・・」


私が戸惑いながら口を挟んだが、富田君ははっきりした口調で言った。



「里山さんにも直接言うよ。
オレ、里山さんが好きなんだ」


「富田君・・・」



「郁真・・・」



3人とも黙り込んでしまった。



しかし、私はこの状況を好転させる術を持たなかった。


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