15歳からの恋愛白書
ジャスト10時。




私の予想通り、富田君はちゃんと時計台の前で待っていた。


片手に文庫本を持って読んでいる。



私はピンと思いついて、そっと富田君の後ろに回った。



「わっ!!」



富田君の背中を押して私は大きな声を出した。


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