センパイ
「言ってなかったのかよ・・あいつ。」




明らかに驚いた私に壱は呆れたように言った。




行かないでほしい。



でもセンパイには夢を叶えて欲しい。





いつかあのキレイなフォームで





ホームランを打つ所を見たいから。





「行けよ。今からでも、あいつんとこ行け。」





私は走った。
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