また恋をした、その時に。



彼と別れた今、
何だか夢から覚めたような感覚で。

心の中に
ぽっかりと穴があいた感じだ。


不思議と涙はもう出てこない…



冬の冷たい夜風が
頬を首筋に当たる。


   「寒………」

私は部屋に戻ると、
そのままベッドに倒れ込んだ。


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