僕の大好きなお姉ちゃん







その時わたしは、
自分のことで精いっぱいで、


辛い時、隣にいてくれた2人の気持ちをちっとも考えなかったね。



そう。
両サイドにいて。


頬に伝うモノを感じながら…、

堪え切れなくなった涙を
そっと流したわたしを、
何も言わずに慰めてくれたね。




彼らがその時
わたしとおんなじだったことを。

涙を―――、流していたことを。



わたしが知ったのは、
これから、

ずっと
ずっと
後の、お話―――――――。










< 137 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop