切なさの距離~友達以上、恋人未満~





「帰るぞ」


深く反省中のあたしの背中に声をかけたのはもちろん湯川。



「送ってくから」


え?なんで??



「もうこんな時間だし、1人で帰らすワケにはいかないだろ。

日向、一応女の子だしな。」


「ありがたいけど、一応女の子じゃなくて普通に女の子だからね、あたし」


そんなことを言っても湯川の反応はナシ。


そのクールっぷりはなんなの?



「ね、質問」


湯川と横並びで歩く。

なんか新鮮な気分だ。



「……なんだよ」



「彼女にもそんな感じで冷たいの?」


彼女がいるって知ってから気になっていた。


湯川は基本、冷たい。

そして無口。


もし彼女の前でもそうならその彼女が可哀想だ。



「そうだけど。

何か問題でもあるか?」


湯川は横目であたしを見た。



「彼女…カワイソー…」


ボソッと呟くと湯川に思い切り睨まれてしまった。





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