____苺の季節____
「あたし、子供だね、

ホント全然ダメ…」



話し終わらないうちに、目の前が暗くなって、ホワッと強い温かさに包まれた。



「失格なんて…、そんな訳ねーだろ?


何、勝手なこと言ってやがる、


お前の事、ダメなんて一度も思ったことねーよ、


ただ、お前を悲しませたくなかった…、


ただ、それだけ……、


お前、優しいから、


言ったら凄く泣くんじゃないかって…、


お前の笑ってる顔見て、


俺、頑張ってたから」



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