山賊眼鏡餅。

「平田先輩ってすごいです。ぶほっぶほっ。河童みたいに長く潜れるんですね」

目黒さんが言う。



「平田くん、沈んで無い!?」

真帆が叫ぶ。


「よし!僕が助けよう!」

沼袋部長が勢い良くプールに飛び込む。


沼袋部長にプールサイドに引き上げられた平田は、どざえもんのようにひどい顔色をしていた。

むしろ、どざえもんそのものだ。


「息をしてないぞ!」

沼袋部長が言う。


「きぇええー!人工呼吸!人工呼吸!」

目黒さんが叫ぶ。



「誰か!この中にお医者さんはいないか!」

沼袋部長は混乱している。




その時、橋本ミミが、平田に駆け寄った。






平田の鼻をつまみ、上を向かせると、平田の口に自分の唇を重ねた。
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