「REAL」―あるアイドルの告白―
唐突に、マンションのドアの前に、バラの花が1本置かれた。

なんだかわからずに無視をしていたら、次の日、バラは2本に増えていた。

その翌日は、3本に……もう、間違えようがなかった。

誰かが、あたしの部屋の前まで来ている。

来ているという、知っているという、

このバラの花は、あたしへの気づいてほしいという、サイン。

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