タイムバグ トミー


二人は その研究室に足を踏み入れた。


紛れもなく 本物の研究室だった。



金田と若林は 珍しい近未来の機械たちに テンションが上がった。


「宇宙船だよ!
テレビで見たことあるぜぇ アメリカのドラマの!」


金田は コクピットらしき所に座ると 適当にいじりだした。



「こちらスポック!どうぞーミスターカトー!!」


「おい!
金田 勝手にいじるなよ! 先生に おこられるぞー」

「だ 大丈夫だよ!
よーし クラスの皆に 見せてやろうぜー」


「ん?
おぃ!? この部屋…
たしかローカだよな!?」

「なに言ってだよ!
研究室じゃないか〜〜〜
さっきカギ壊して入って来たろぉ〜」


「それは 物置に入って来たんだ!」


「だから〜〜〜
物置から入って ここを発見したんだぜー」

「………」






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