【コラボ】碧きコ惑のミューゼ~黄昏の彼方~
「全てが終わる時間はもうすぐだ」
ノインははじけるように立ち上がった。
窓の外を見る。
ノインが寝起きしていた街から出ていないことがわかった。
ノインは、走り出した。
ビルの階段を降り、街を駆け抜ける。
けれど、走って施設まで向かうのは無理だった。
途中で世話になっている会社へ寄ってみた。
ノインは急病で休んだことになっていた。
「もう治りました。今日は荷物が多いので手伝いに行きます」
そうして、車を借りて、飛ばした。
街から少し離れた場所に、施設はある。