えがお
はじめてのキミ
あの頃のキミは、いつも笑っていた。

うちのとなりで。いつも…。

――――――2009年7月――――――
うちは、竹内 未希(たけうちみき)、聖明高校1年A組

友達と遊んだり、しゃべったりするのが大好き。

(勉強は嫌いだけどねっ。)


「あ、未希おっはよー!!!」

この子は、高杉 愛(たかすぎあい)、うちと同じクラスで

うちの親友☆

「あれ?愛、今日朝礼じゃね?」

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー、遅れるーーーーーーーー!!!」

「急がないと…やばくね?」

(うちらはいつもこぉーんな感じ(笑))

「あっ、あれ???」

「どーしたの?未希。」

「あ、愛、先行ってて。」

「う、うん。」

(お母さんからもらったお守りが…)

「あーーーもう!!!どこ行っちゃったの!!!」

「ねーねー、キミー。」

「?」

(誰かがあたしを呼んでいる…。)

「探してるのって…コレ???」

「あっ、そう!!!そう!!!です…。ありがとうございます!!!」

「オレ、遠藤 優(えんどうゆう)、1-Bの…」

「あっ、優…クンね。知ってる知ってる…。」

(本当は聞いたことがないんだけど…)

「本当?オレって有名人じゃん!!!ィェーィ!」

キーンコーンカーンコーン…

「やばっ、遅れちゃうじゃん!!!」

「やべっ、えっと…」

「未希!竹内未希!」

「あ、そう、未希…行こっ!!!」

なんだか手が温かい…。初めて会ったのに、

優と初めて手をつないだ…。
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