夢の続き
現実
パァァァッン!


「アキラ誕生日おめでとう!」


「うわっ!」


部屋が急に明るくなり父と母が一斉にこちらを見てくる。


「えっと…なに?」


本気で悩む俺を見て、父が俺を抱きかかえながら


「5才の誕生日パーティーやないかぁ、びっくりしたか?」


幸せな笑い声が家中に広がる。


胸に暖かなものが溢れてくるのが分かる。


けして豪勢ではないけどおいしい料理。


そして父に目をつぶるように言われる。
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