あなたのペット的生活


「おいおい。なんだその態度は……」


横向いたのにも関わらず、そんなのお構いなしに孝ちゃんは私の前にしゃがむと、無理矢理両手で頬を挟み孝ちゃんの方へと向かせた。


頬に添えられた大きな孝ちゃんの手の平。


なんだか安心する。




「言え。俺、お前になんかしたのか?」

だんだん孝ちゃんの顔が近付いてくる。


目が離せない……。



だんだん、ゆっくりと近付いてきて、その顔の近さは昨夜のキ……キスを思い出して、自然と唇に目が言ってしまう。




触れられた頬が熱い……。


気付けば孝ちゃんの唇にばっかり目がいって……私、なんか変態みたいじゃん。


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