あなたのペット的生活
「いっ!いっちゃん?!何?どしたの?!」
いきなりのことで心臓はバクバク言うし、いっちゃんは孝ちゃんにそっくりだしドキドキときめいたりして、パニくっていると、いっちゃんは笑いながら椅子に座るような形で降ろしてくれた。
「無理しちゃダメだからね。荷物運ぶのは俺が手伝うし、乃亜ちゃんはここで待ってて」
「え?でも……」
お世話になるんだし、出来る範囲で手伝おうと思ってたんだけど……。
その考えを見抜いていたかのように、いっちゃんは松葉杖を遠くに置いてしまっていて、手伝いにいけなくなっていた。