あなたのペット的生活


「いっ!いっちゃん?!何?どしたの?!」


いきなりのことで心臓はバクバク言うし、いっちゃんは孝ちゃんにそっくりだしドキドキときめいたりして、パニくっていると、いっちゃんは笑いながら椅子に座るような形で降ろしてくれた。




「無理しちゃダメだからね。荷物運ぶのは俺が手伝うし、乃亜ちゃんはここで待ってて」

「え?でも……」



お世話になるんだし、出来る範囲で手伝おうと思ってたんだけど……。


その考えを見抜いていたかのように、いっちゃんは松葉杖を遠くに置いてしまっていて、手伝いにいけなくなっていた。


< 286 / 422 >

この作品をシェア

pagetop