あなたのペット的生活


両手でスリスリとしていると孝ちゃんはそんな姿を見てこちらに手を差し出してきた。


「すっげー赤くなってる」

「笑い事じゃないよ。孝ちゃん手加減しらないんだから」

「リンゴみたいで可愛いんじゃね?」

「しらないよ」



ツーンっと孝ちゃんから目をそらすと孝ちゃんはブハっと吹き出して笑い出した。




「な、なによ?!」

「やっぱりこういうのがいいんだよな」



わけが分からない。


そんな眼で孝ちゃんを見ていると視線に気づいた孝ちゃんは笑うことを控えめにして目をそらした。




「お前とこういう会話してると楽しいって言ってんの」



……。


そりゃ私だってそうだけど。




< 339 / 422 >

この作品をシェア

pagetop