あなたのペット的生活


「やめなさい!!」



おじさんの怒気の含まれた声にいっちゃんはそのまま腕を下ろした。


「孝一、ちーちゃんが見てる。ちーちゃん寝かせてきなさい」


目から光線が出そうなほど鋭くいっちゃんを睨むと、いっちゃんはチッと舌打ちをしてそのままちーちゃんと奥さんを連れて部屋に戻っていった。


それからおじさんの視線は私へとうつる。


「乃亜ちゃん、ごめんねぇ。孝二と話がしたいから、ちょっと部屋に戻っていてくれないかな」


優しい声ででもイヤとは言わせない強さを含んだ声でおじさんは静かに言った。


話を聞きたかったけど、これは孝ちゃんの家の問題だ。


私がここに居座るのもおかしな話だ。


腰を浮かし、移動しようとした時、孝ちゃんに腕を掴まれた。



「ひゃっ」

「ちょっと待てよ。乃亜にはここにいてもらう」


「な、なんで??」


私の質問には答えずに、孝ちゃんはおじさんを見据えた。



「別にこいつに話聞かれてもまずいってことはないんだ。だってずっとこいつは家族同然としてみてきたんだからな」


嬉しいような悲しいような……。



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