あなたのペット的生活
孝ちゃ〜ん!!
大きな木の栗の元ないんだってぇ!!!
どうするぅ〜!!!
家に帰って猛烈に聞きたい。
「帰ろう!!」
帰って孝ちゃんに聞いてまた来よう。
幸い、帰りは下り坂。
7分かけて家に帰り、部屋で待ってる孝ちゃんめがけて飛び込んだ。
「おぉ、乃亜おかえり〜」
「ただいま、孝ちゃん」
爽やかな笑顔、穏やかな……いや、うっすら怒ったようなオーラ?
「乃亜、手ぶらに見えるんだけど?」
「あっ!孝ちゃん!!孝ちゃんの大きな木の栗の元、置いてないんだって!!店員さんが言ってた」
「あ、そう」
孝ちゃんは面白くなさげに腕を組んだ。