あなたのペット的生活

「とにかく、そのとき、佐助が言ったんだ。
『好きって自信持って言えないくらいな気持ちなら、もっと岡安のこと見てやって』って。

『もっと見てやったら絶対お前は岡安に惚れる』って。今も、多分佐助はそのこと覚えてて、わざわざ私と岡安を2人にしてくれたんだと思うんだよね」


「へ〜……佐助ってほんといい奴だねぇ〜」

「バカだけどしっかりしてるバカだよね」


みっちょんは笑うとご飯受け取り口に歩いていった。



はぁ〜、あの佐助がそんなに気が利く奴だったなんて、私気付いてなかったなぁ。

っていうか、みっちょんがそんなこと思ってたっていうのだって気付いてない。


< 58 / 422 >

この作品をシェア

pagetop