執事とお嬢様、それから私


ちょくちょくお嬢様のもとに遊びにくるかのこ。


俺と目が合うと少し恥ずかしそうに頬を赤くして目をそらす。ケーキ作りが得意で、来る度ケーキを持ってきては誉められるとそれはそれは嬉しそうに笑う。


正直、

今まで月に数回しか会えなかった彼女が
突然職場に来て

そんなに可愛いことされたら




うぇあ いず まい 理性。



屋敷でもかのこは受け入れられ、この間若い(言っても35だが)庭師の男と話していた。

楽しそうに。

お嬢様と話している内容を聞けば、かのこが気づいてないだけでかなり男からも言い寄られていることも判明。





…うぇるかむ 嫉妬心。


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