空になりたかった海
「なんだよ、オレの気持ちは放置かよ」


正彦がようやく言った。

後になって思えば、私の論理はメチャクチャだったが、そのときは自制心がどこかへいってしまっていたらしい。


「まさくんのバカ!」


そう言い捨てて、私はその場からダッシュで消えた。


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