卒業  ~15才・中3の俺~
考え事をしたせいだろうか。


やけに早く目が覚めた。



・・・いつもより

30分も早い。



かといってすることもなく

とりあえずリビングへ向かう。



いつもは置いてある朝食も

今日は作っている真っ最中だった。



出発の早い父さんの席には

カラになった皿が並んでいた。





「・・・おはよ」




「あら、めずらしく早起きね」



母さんは振り返ってそれだけ言うと

再び手を動かし始めた。
< 87 / 215 >

この作品をシェア

pagetop