【大賞】六天ニ花雪ノ舞フ
心の中で、くすり、と、少し意地悪く。

小さな笑いが漏れた。

もう少し、寝たふりを続けていよう。

晴興の頭には、そんな考えが、浮かんでいた。

ごろん、と、わざと博行に背中を向けるように、寝返りを打つ。

ぐぅ、と、わざとらしいいびきに、笑い声がする。
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