【大賞】六天ニ花雪ノ舞フ
細く眼をあけると、茶色く日焼けした畳の目が、少しばかりささくれ立っているのが、見えた。

じぃじぃと、窓の向こうで、少しばかり力なく、蝉の声がする。
< 52 / 402 >

この作品をシェア

pagetop