【大賞】六天ニ花雪ノ舞フ
頭上から落ちてくる小さな扇を、ぼんやりと眺めながら、待つ。
そうしながら、彼は、胸中穏やかではいられなかった。
誰しも――
彼と同じ立場であれば――
今も昔も、未来でさえも――
人は変わらず、落ち着かない気分になるはずだ。
そうしながら、彼は、胸中穏やかではいられなかった。
誰しも――
彼と同じ立場であれば――
今も昔も、未来でさえも――
人は変わらず、落ち着かない気分になるはずだ。