不良の法律~Judge Town~
「久しぶりだねハヤト!!…覚悟は決まったかい??」

「あぁ…俺もジャッジタウンに行く…俺はどうしても銀次に会わないと先には進めない」
俺は今ミツハルと連絡を取り、この前話をしたファミレスに来た…。

治療が終わった後から家に帰るまで俺は上の空だったと思う…。

ご飯はうまかったし叔父さんも昔と同じく優しかった…。

でも…ここも俺の居場所じゃない。

ここは…眩しすぎるんだ…。

俺に優しくされる価値なんてない…。

将来の夢とか…恋愛とか…全てが眩しすぎるんだ…。

俺に似合うのは血みどろのケンカだけ…。

俺の将来は…多分…些細なケンカで…人を殺して刑務所行きだ…。

家に帰って来た俺は部屋の荷物を纏めていた…。

…決意を固めたから。

解ったんだ…俺があの時…ミツハルに聞かれた時即答出来なかった訳が…。

俺は…。

マリコの側から離れるのが怖かったんだ…。

昔も今も…アイツだけが俺の居場所だったから…。

でも…。

もう一緒には居られない…知ってしまったから…。

アイツにはちゃんとした夢がある…。

その為の努力もしてる…。
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